コスモリサーチの凄腕エンジニアたちが日々、難題と格闘した記録
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2020-01-01から1年間の記事一覧

USB_gadgetで2つのデバイスを同時に見せる on Zynq

参考資料 Zynq Linux USB Device Driver XilinxのWikiで、基本はこれを見ればUSB Gadgetの構成は出来る。 Linux USB gadget configured through configfs Linuxのドキュメントで、XilinxのWikiには書いていないGadgetの削除の方法が分かる。 Raspberry Pi Ze…

MicroBlazeで割り込みのネストを行う

ベアメタルのMicroBlazeを用いたデザインの実装中に、QSPIメモリにアクセスするとソフトがフリーズしてしまう現象に遭遇した。 詳しく解析してみると、どうやら外部スイッチの割り込みの処理中にQSPIメモリへアクセスすると確定で再現するようであった。 QSP…

USB-UART(+JTAG)ICで起動直後のログが見えない

Zynqと接続した、JTAG-SMT3-NC/DIGILENTのUART出力が起動ログの途中からしか出てこない問題の解析を行った。 症状 fsblのログは表示されず、u-bootの途中からになる。 他プロジェクトでも同様の症状 表示されないのは電源投入した際で、ハードウェアリセット…

pthreadの仮想メモリ解放

LinuxのPosix Thread(pthread)で仮想メモリが解放されない時があるので 条件を調べてみました。 環境はZYNQのLinuxなのでPCのLinuxとは動作が違う部分があるかもしれません。 結果的にはpthread_createで作成したスレッドではスレッド終了時には仮想メモリを…

【社内向け情報共有例】3Dプリンタの使い方

以前コスモリサーチ社内向けに展開した3Dプリンタ使用方法の簡易的な手順を記載する. これは一例であるが,社内では情報共有を積極的に行っている. なおこの内容単体ですぐ3Dプリンタを使用できる程の情報量にはなっていないので注意. ・BCN3D”Sigma R19”…

UARTを使ってSDカードを書き換える

装置の蓋を開けずにデザインを交換したいという要求があった。該当の装置は外部へのデバッグ用I/FがUSBを使ったUARTのみしかなく、UART経由でデザインを更新することを考える。 lrzを使用することで、TeratermのZMODEというものを使用してファイルを送信し、…

AXI Chip2Chipを使用した系のデバッグと対応

前置き Zynqにぶら下がっている2台のFPGAのレジスタ設定用にAXI Chip2Chip IPを使用しようとしたところ、IPが期待した通りに動かなかったためそのデバッグと対策を行った。 現象 下記系で設計し実機デバッグを行ったところ、SoC-FPGA1間はLinkが立つが、FPGA…

FX3(CYUSB30xx)のブートに関するメモ

FX3のコンフィグ USBブートの場合、USB2.0接続でないと動作しない。 基板上の接続をUSB3.0/USB2.0ともに有効にする必要がある。 また、PMODEの設定はZ11としてUSBブート状態にする必要がある。 参考: EZ-USB® FX3™/FX3S™ブートオプションについて(AN76405) U…

XilinxのDDR4メモリコントローラについてのメモ

目的 DDR4メモリコントローラのオーバーヘッドに影響がある設定ついて調べる。 どの設定にしたらアクセス速度があがるか? 先に、内容のまとめ DDR4メモリコンポーネントについては、8Gb:x4,x8,x16 DDR4 SDRAM Datasheetを参考にした。 x16デバイスでは、バ…